スタッフレポート

「歯科衛生士の品格」について勉強会で発表して

歯科衛生士の品格

~大人&医療人のルールを身につけよう!~

       社会人基本編

       1.あいさつをする

   気持ちの通じるあいさつのポイントはタイミングを大切にする。

   目を合わせる、お辞儀をする、会釈をするなどの動作を加え、あいさつに気持ちを加える。

       2.笑顔を絶やさない

   診察室でのスタッフの笑顔は患者さんの緊張感を解きほぐす。

       3.明るく元気な返事をする

   自分の返事一つで人の判断を惑わせたり診療の流れを狂わせることがあるということを頭におき、

   はっきりと思いが伝わる歯切れのよい元気な返事をする。

       4.時間・約束を守る

   時間が守れるかどうかは、その人の信用問題にも関わる重大なこと。

   時間に遅れる場合など、速やかに報告し、相手に迷惑がかからないように努力し、誠意を見せる。

       5.素直でいる

   同じことを何度も注意されたり言われると、言いわけが先に出るようになる。そこに気づかせて

   もらったときは、素直に聞き入れ、自分の行動を見直し、自分を変えるチャンスにするべき。

       6.見だしなみに気を配る

   「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いを認識しておく。身だしなみは人に不快感を与えない、TPOに

   応じた装い。院内の調和を考える。

       7.正しい言葉遣いや、相手に伝わる言葉で話す

   医療人として話す際に一番大切なことは、正確に物事を伝える。的確な言葉を使い、わかり

   やすい表現を工夫し明確な発音で正確に伝える。

       8.学ぶ姿勢をもつ

         自分から何でも吸収しようとする姿勢をつくる。

         些細なことを見逃さず疑問を持つ。

       9.自分の役割・立場をわきまえる

   何事にも基本を大切にし、秩序を乱すことなく従事する。

      10.年長者を敬い、弱者を労る

   高齢者や有病者など労りや温かい心遣いのある対応が必要。正しい言葉遣いで、人生の大先輩

   への尊敬の気持ちを忘れずに接する。

11.周囲への感謝の気持ちをもつ

   「手伝ってくれてありがとう」「教えてくれてありがとう」「励ましてくれてありがとう」と感謝の気持ちで

   毎日を過ごすことが成長への第一歩。

12.気遣いのある電話応対をする

   誠意のある応対に加え、理解しやすい語順、過不足のない表現、明瞭な発音、抑揚のある

   話し方、相手のペースに合わせた話し方などを心がける。

13.一般常識に精通する(新聞などを読む)

   会話力を高めるために、世の中の流れに精通し、知識の引き出しを多く持つ。

14.生活習慣を整える

   万全な体調で仕事に向き合えるよう生活習慣を整えることが社会人としての責務。

15.仕事を好きでいる

   好きになるためのエッセンスとして、好奇心や向上心を持つ。

16.前向きに仕事に従事するように努める

   前向きに根気よく仕事を理解し、自身を向上させることが大切。そして、技術も知識も”ゴール

   なきもの”だと意識しなければならない。

17.公私混同をしない

   職場へプライベートを持ち込むことは禁物。仕事モードのON・OFFを上手に使い分けられる

   ように。

18.職場のルールを遵守する

   決められたルールは守る・実行する、新しいルールは全員で考え意見を出し合い決める、

   そして全員に通達する。

19.「ほう・れん・そう」(報告・連絡・相談)を大切にする

   仕事を円滑に進めるために、大切。

20.「女の子」から社会人に脱皮する

   自分中心に物事を進めてはいけない。人の気持ちを先に考え行動する。

21.女性としての気遣いや優しさをもつ

   女性としての気遣いが表れるのは観察と行動である。

   患者さんは熱い多くの気遣いよりも、小さくても求めているときにちゃんと与えてくれるような

   気遣いを待っている。

22.陰口・悪口を言わない

   院内での悪口・陰口は、言いたくなってもグッと堪え、別の形で解決策を考える。

 

プロフェッショナル編

23.歯科衛生士の仕事に誇りをもつ

   患者さんの健康に携わることで、歯科衛生士が社会に認められ、社会的地位の向上に

   つながっていく。

24.清潔感のある服装・髪型を守る

   清潔感のある服装・髪型は、医療者としての信頼や業務に影響する重大事項である。

25.医療人としてのきちんとした言葉遣いをする

   的確さ、折り目正しさ、わかりやすさ、優しさ、聞きやすさは欠かせない。患者さんの前で同僚と

   話す際も、けじめのある言葉遣いをする。

26.患者さんに優しい態度で接する、患者さんに関心をもつ

   患者さんのようすをしっかり観察し、表情や動作などからサインを読み取り、何を希望しているかを

   察知できるように心がける。

27.目標をもち、目標を見失わない

   「何をしているとき楽しいか」「何に興味があるか」「将来どんなことをしたいか」を思い浮かべて

   みるとよい。次第に今勉強すべきことが見え目標にできる。

28.自己啓発を心がける(絶えずワンランクアップのために勉強をする)

   趣味などをとおして、仕事では会わない人や年齢の違う人と出会ったり、日常とは違う環境の中に

   入って刺激を受けることは大きな意味を持っている。新しいことを知る、感動する、体験する、

   それらすべてが”栄養”となって自分に蓄えられる。

29.わからないことは先輩や先生に聞く

   まずは自分で調べてみて、わからないポイントをはっきりさせてから質問する。

30.タバコを吸わない

   2004年に日本歯周病学会は「禁煙宣言」を発表した。喫煙は歯周病や全身疾患に大きく

   関係している。患者さんを健康に導く私たちは、自らが健康であるためにも、タバコを吸わないよう

   心がけてほしい。

《感想》

今回取り上げた「歯科衛生士の品格」は新人歯科衛生士応援企画として掲載されたものです。

社会人として、また歯科衛生士として仕事をする上で基本的なことが書かれていましたが、

新人時代だけではなく、いつでも振り返って確認しなければならない項目ばかりでした。

いまだに出来ていない事柄もあるので、参考にしていきたいです。  

                                                衛生士 赤木悦子

 

  2012/10/03   ふくだ歯科
タグ:話し方