スタッフレポート

スタッフによるレポートを掲載しています。

「なぜ、ここだけ歯周炎が進行したか?局所的な骨吸収の背景にある力の影響」について、勉強会で発表して

力がかかわる口腔内のトラブル

 メインテナンス期間に歯を失う原因の1位は、歯の破折。原因は力。

 DHは、細菌のコントロールとともに「口腔内に生じる力」を捉える知識と技術が必要。

  代表的な現症

   ・歯冠破折

   ・咬合面、切端の咬耗、金属の皺・補綴装置の破折

   ・歯頚部の楔状欠損

   ・フェストゥーン、クレフト

   ・マイクロクラックによるう蝕

   ・骨吸収(CASE1~3)

 CASE1.最後臼歯近心の垂直性骨吸収

  歯根膜組織で炎症性サイトカインが生産される影響で、歯根膜腔が拡がる。炎症性サイトカインの

  生産に至る原因は、「細菌感染」と「力学的負荷(矯正力、ブラキシズム、咬合性外傷)」。咬合調整が

  必要なときがある。

 CASE2.欠損歯があり、他の歯に負担がかかる  

  過度の加重負担のため骨吸収が進行。

  隣在歯や対合歯との関係をよく観察して、広い視野と細かい観察眼を持つようにする。

  根分岐部だけで骨吸収が進行することもある。(臼歯に過度な力がかかり続けると、歯をねじるよう

  な力が加わると考えられ、根分岐部に応力がかかり、同一の歯でも近遠心より歯槽骨の吸収が進行

  する場合がある。)

 CASE3.上顎小臼歯の骨吸収

  犬歯は、ギリギリと水平的に動かす側方運動を受け止めている(それを受け止める骨量を有して

  いる)が、八重歯の方や、年月を重ねて飛び出た犬歯がこすれて上下の歯が近づいている方など、

  犬歯による下顎側方運動時の誘導ができない場合、隣在歯がその役目を担うことになる。犬歯の

  代わりに側方運動を受け止める上顎小臼歯は、歯根が短く力の影響を受けやすい。

 部位による現症の違い

  歯周炎が起きている部位に外傷性咬合が加わると、歯根膜腔が拡大し、血管透過性の増加、破骨

  細胞の活性化によって骨吸収が起きると考えられる。その結果、骨が薄い部位は歯根が露出し、

  骨が厚い部位は垂直性骨欠損になる。

  歯周病や咬合性外傷は長期的なもので、どちらが先に発症したのかわからないことも多い。

  歯の動揺が増加している場合や、動揺により患者さんの機能障害がある場合は、歯科医師の診断を

  共有することが必要。 

 

感想

最近の診療では、歯や顎に加わる力の影響により、痛みや炎症、動揺を確認することが多くなったよう

に感じる。力と炎症の両方をコントロールし、今ある歯を快適に長く使って頂けるように、衛生指導、

SRPを行っていきたい。    

                          衛生士 岡本

  2021/10/17   ふくだ歯科
タグ:骨吸収

「歯周病発症のきっかけ」について、勉強会で発表して

〈鉄分とPg菌〉

レッドコンプレックス(特にPg菌)には栄養素として鉄分が不可欠である。Pg菌は、血液中のヘモグ

ロビンからヘミン鉄を手に入れる。しかし、健康な歯肉溝や出血を伴わない歯周ポケットには血液が

ないため、ヘミン鉄を摂取できない。この栄養不足の状況下では、Pg菌は歯周組織に定着していても

増殖することは難しい。増殖できても病原性は低いため、歯周炎は起こらない。

〈歯周組織を感染から守る上皮細胞〉

上皮細胞はバイオフィルム細菌から歯周組織を守る物理的障壁であるとともに、細菌の栄養となる成分

が歯周組織から歯周ポケット内に滲出するのを防いでいる。また、上皮細胞表面の自然免疫レセプター

が細菌を感知し、上皮細胞から免疫物質や抗菌物質が分泌される。

〈プロービング時の出血は上皮細胞が壊されたサイン〉

口腔清掃不良、あるいは宿主抵抗力の低下によって歯周組織に炎症が生じると、歯肉内縁上皮細胞が

剥がれ落ち、潰瘍面ができる。(潰瘍とは、上皮が剥がれてなくなった状態のこと)そのため、潰瘍面

に露出した毛細血管から歯周ポケット内に血液が常時供給されるようになる。

この血液は、プロービング時の出血、あるいはブラッシング時の出血として観察される。

〈ブラッシング時の出血は歯周病発症のサイン〉

血液を供給された歯周ポケット内のPg菌などの歯周病菌は、赤血球のヘモグロビンを分解して、ヘミン

鉄を菌体内に取り込み、さらに血清タンパク質を栄養として大幅に増えバイオフィルムの病原性を一気

に高める。バイオフィルムの病原性が高まると、歯周病菌と歯周組織の拮抗バランスが崩れる。

この時が歯周炎発症の瞬間である。

〈上皮細胞を修復する方法〉

歯周基本治療によって歯周ポケットの出血を止めることができる。歯周病菌の細菌量が減れば、

歯周組織の創傷治癒力がバイオフィルムの病原性を上回る。そして、潰瘍面の閉鎖が始まり、出血が

止まる。スケーリング、ルートプレーニング、生活習慣指導、メインテナンスを行う。

〈感想〉

プロービング時の出血は炎症のサインということが改めてわかったため、検査時に見落としがないよう

に気を付けたい。そして、患者さんの口腔内状態から高リスク部位を見極め、それぞれの性格に合った

TBIができるようになりたい。歯科では専門用語が多く使われるが、患者さんからするとなじみのない

言葉が多いと思われる。今回学んだこともわかりやすく嚙み砕いた言葉で説明ができるように、語彙を

増やしていきたい。

                               衛生士 國只

  2021/09/19   ふくだ歯科
タグ:歯周病

「食と栄養の疑問」について、勉強会で発表して

Q.市販の野菜ジュースやふりかけは、野菜代わりになる?  

A.市販の野菜ジュースやふりかけは、野菜の代わりにはなりません。ただし、野菜に含ま れている一部

 の栄養素を補うことは可能です。 市販のふりかけは、一度に摂取できる量が少なく、生野菜や果物と

    いった原料由来の 栄養素をたくさん摂取することは困難。摂取量が増えればかえって塩分の過剰摂取

    が問題になる。市販の野菜ジュースは、原料由来の栄養素を含有しているが原料を絞ったり加熱殺菌

 したりといった製造過程で失われてしまう栄養素もある。

  食物繊維:水溶性と不溶性。不溶性食物繊維は“絞りかす”として除去される

  ビタミンC:加熱殺菌処理の際に一部失活してしまう

  ジュース:ジュースは“噛む”動作をともなわないので野菜の代わりとするには 不十分。

       ”噛む“::唾液分泌を促進し消化や口腔内の自浄作用を高めるだけでなく認知機能などに

           も関与している

  ただし、 製造工程の影響をほぼ受けず、加工品でとる方が吸収率が高くなる栄養素もある

       鉄・カリウム・カロテノイド(リコピン、βカロテン)   

 野菜はできるだけ食事で摂るように心がけ、野菜ジュースやふりかけは補助的に活用 するとよい。    

  冷凍野菜やカット野菜:野菜で調理の手間を省き、手軽に野菜を摂ることができる    

  電子レンジの活用:蒸し野菜や野菜スープなど時間をかけず手軽に調理できる

 

Q.フレーバーウォーターとミネラルウォーターの違いって?

A.フレーバーウォーターは、「清涼飲料水」。香りや味だけでなく糖分やエネルギーを 含んでおり、

 飲み過ぎるとう蝕や歯周病のリスクが高くなります。    

 「ミネラルウォーター」とは地表から浸透し、地下を移動中または地下に滞留中に 地層中の無機塩類

 が溶解した地下水である「ナチュラルウォーター」を原水として 、品質を安定させる目的等のために

 ミネラル分の調整や、複数の水源から採水した ナチュラルミネラルウォーターの混合などが行われて

 いるもの(農林水産省定義)  

 「フレーバーウォーター」とは一般的に見た目は無色透明のミネラルウォーターに 見えるものの、

 飲めばりんごや桃、レモン等の香りと味がついている飲料をさす (明確な定義なし) 

 フレーバーウォーターは「清涼飲料水」に分類され、糖分を使用している。 “水”のイメージが強調

 されて売られている。商品によって差はあるが水の代わりに 飲み干しているうちに糖分やエネルギー

 を過剰に摂っている可能性がある。

 "糖分が入っている飲み物“なので飲用する時間帯によっては飲用後の口腔清掃を十分に行わなけ

 れば、う蝕や歯周病等のリスクが高くなる飲み物である

 

[感想]   

チェアサイドでは会話のなかで食に関しての質問も少なくないと思います。最近では食品・飲料水に

関して紛らわしい表示もあります。惑わされないように、疑問に思ったことは解決していけるように

したいと思います。            

                      衛生士 赤木

  2021/09/01   ふくだ歯科
タグ:食と栄養

「アルツハイマー病〜歯周病菌が記憶を奪う〜」について勉強会で発表して

・認知症は予防できない疾患?

認知症予防法はいまだ見い出されておらず、認知症の「原因と対策」が平成の時代までは未確立であり

ました。 しかし、2019年1月、全く新しい視点から認知症の治療と予防への糸口が見つかったのです。

その糸口とは、数ある歯周病菌の中で最も高い病原性を有する「ポルフィロモナス・ジンジバリス」と

同菌が分泌する強力なタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)「ジンジパイン」です。

 

・細菌の性質の違い

人間社会と同じように細菌もまた、自分たちが生着する環境に応じた適応を遂げています。 歯の表面

では、歯肉縁上に定着する細菌群と、歯肉縁下の歯周ポケット内に生息する細菌群に大別されます。

歯肉縁上に生着する細菌は、空気中の酸素にさらされるため「好気性」であり、食物に豊富に含まれる

「糖質」を栄養源としています。これに対して、酸素の薄い歯肉縁下の奥深くに潜む菌は、酸素を嫌う

「嫌気性」であり、食物はポケット底に届かないため、周囲のタンパク質を分解して得られた「アミノ

酸」が彼らのエネルギー源になります。 歯肉縁上の細菌は豊富な酸素存在下で、ケーキや果物など食物

由来の糖質をエネルギー源としたうえで、ブドウ糖を数珠つなぎにしたグルカンでバイオフィルムを

成長させます。 歯肉縁下の細菌は、酸素を避けるためガスマスクを着用し、削岩機(プロテアーゼ)で

周囲のタンパク質を手当たり次第に破壊しながら、バラバラになったアミノ酸をエネルギー源として

います。この時ターゲットになるタンパク質は、豊富なコラーゲンを含んだ歯根膜線維や歯肉溝滲出液

に含まれるアルブミン、そして出血で現れた赤血球のへモグロビンなど、多種多様です。

 

・最強の歯周病菌ポルフィロモナス・ジンジバリスとタンパク質分解酵素ジンジパイン

歯周病菌の中でも、際立って強力なタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)を有する細菌が、「ポルフィロ

モナス・ジンジバリス」です。ポルフィロモナス・ジンジバリスが産生し、菌体外に分泌する「ジンジ

パイン」というプロテアーゼは、あらゆるタンパク質を分解します。 ポルフィロモナス・ジンジバリス

は、数百種類を超える歯周病菌群の中で、最も病原性が高い菌として知られていますが、その高病原性

はジンジパインによってもたらされているのです。

 

・全てを破壊し尽くすジンジパイン

ジンジパインは強力なタンパク質分解酵素なので、アルブミンもコラーゲンも4時間で、ほぼすべての

タンパク質をペプチド・アミノ酸レベルにまで分解してしまいます。 ヒトの歯肉溝滲出液には「アルブ

ミン」が豊富に含まれています。歯肉溝と深い歯周ポケットから回収された歯肉溝滲出液中において、

アルブミン状態に違いがあるかどうかを比較した実験によると、深さ1〜2mmの正常な歯肉溝から回収

された歯肉溝滲出液に含まれるアルブミンの分解は一切認められませんでしたが、一方深さが4〜6mm

ある歯周ポケットから回収されたサンプルでは,アルブミンの部分的な分解が認められており、深さ7〜

12mmの歯周ポケットになると著しい分解が起きていることがわかりました。 しかし、ジンジパインの

標的は、コラーゲンやアルブミンに留まりません。歯周組織は歯肉や歯根膜をはじめとして、豊富な

血管網に裏打ちされていますが、ジンジパインの破壊作用はこれらの血管組織にも及びます。 正常な

血管の内腔は内皮細胞がぴっちりと敷き詰められ、血液成分が血管の外に漏洩することはありません。

しかし、血管内皮が傷害されると細胞間に間隙が生じ、そこから血液成分が組織に漏れ出てしまい

ます。これを「血管透過性の亢進」とよびますが、ジンジパインは血管内皮に傷害を与えることで血管

透過性を亢進させるのです。 注目すべきは、実験で観察されたジンジパインによる血管透過性亢進が、

培養上清皮下注射後「わずか30分」で認められたという事実です。急性反応でこれだけの血液成分漏洩

が起きたということは、歯周ポケット内で1週間、1カ月とジンジパインによる血管傷害が続けば、

やがては血管が破れ「出血」が起きることが予想されます。

・ポルフィロモナス・ジンジバリスは鉄を喰らって生きる

ポルフィロモナス・ジンジバリスは、歯周組織からの出血により溢れ出した赤血球のヘモグロビンを

ジンジパインで分解し、「ヘミン」を手に入れます。ヘミンは鉄を含むポルフィリンであり、鉄はポル

フィロモナス・ジンジバリスの必須栄養素です。 鉄は彼らにとっての生命線であり、歯周ポケット内部

で「出血が長期的に続く」ことが、ポルフィロモナス・ジンジバリスが増殖するための絶対条件といえ

ます。

 

・ポルフィロモナス・ジンジバリスは歯ぐきの中にすみつく

ポルフィロモナス・ジンジバリスの病原性が高い理由は、ジンジパインに加えてもう1つあります。

一般的に、「歯周病菌はプラーク中に存在するものと捉えられていますが、実はポルフィロモナス・

ジンジバリスは上皮細胞に侵入する能力をもつ、数少ない細菌の1つなのです。 ポルフィロモナス・

ジンジバリスはプラークから歯肉上皮に侵入し、さらに歯肉内部で感染を広げるのです。 さらに、

ポルフィロモナス・ジンジバリスは、激しい血流下でも留まることができる、「内皮への強力な

接着能」を有しています。

 

・マウスを用いた感染実験

イリノイ大学シカゴ校歯学部グループは、マウスの口腔内に週3日(月水金)、合計22週間にわたり、

ポルフィロモナス・ジンジバリスを投与し続けることで、マウスのポルフィロモナス・ジンジバリス

感染モデルを確立しました。23週目に上顎をCTで撮影すると、ヒトの歯周病と同じく、「歯槽骨の

吸収」が観察されました。 2018年、このマウス歯周炎モデルを用いて、ポルフィロモナス・ジンジバ

リス口腔内投与後に、ジンジパインが海馬に局在している事実を突き止めます。 さらには、ポルフィロ

モナス・ジンジバリス投与群では、海馬において、神経変性が起きており、アルツハイマー病患者の

脳組織に特徴的な、アミロイドβとリン酸化タウの集積が明らかになりました。 健常者と各種脳疾患

患者の脳組織切片を用いて、ジンジパインの検索を行うと、パーキンソン病、ALS (筋萎縮性側索硬化

症)、ハンチントン病では、ジンジパインの集積は健常者と変わりありませんでしたが、アルツハイマー

病では病期の進展に応じて、著しいジンジパインの沈着を認めました。さらには、軽度認知障害症例

や、30代の極早期老人斑など、認知症発症の前段階でもジンジパインが検出されています。 これらに

より、ポルフィロモナス・ジンジバリスが生きた人間の体内で、神経感染を起こしている事実が明らか

になったのです。

 

【感想】

歯周病菌が認知症の方の体にどのような経緯で影響するのかを全く知らなかったので、とても勉強に

なりました。認知症の治療薬はまだ出来ていませんが、年々認知症の方は増加の傾向にあるので、今後

認知症の患者さんと接することも考えて治療にあたりたいと思いました。

                                衛生士 星島

  2021/08/11   ふくだ歯科
タグ:認知症

歯周病と全身疾患について、勉強会で発表して

20世紀の末から歯周組織の慢性炎症や歯周病菌が全身に悪い影響を及ぼすという臨床研究が数多く報告

され、歯周病と全身疾患は互いに影響しあうメカニズムが存在しているという考えが定着しました。

 

歯周病が誤嚥性肺炎や低体重児・早産、骨粗鬆症、がん、慢性関節リウマチなどのリスクファクターに

なることが、これまでに報告されており、それにより肥満や高脂血症、メタボリックシンドロームに

繋がっていき、アルツハイマー病、脳血管疾患、心血管疾患、糖尿病、バージャー病、慢性腎疾患など

の全身疾患を発症させる恐れがあります。

 

*歯周組織を守る歯科衛生士は患者さんの全身の健康を守る

動脈硬化部病変を外科手術によって取り除いた症例の多数の組織片から歯周病菌が検出され、歯周病菌

が全身の血流に移行すること(菌血症)と心血管疾患(動脈硬化・虚血性心疾患)の関連が認識され

ました。また、歯周炎の病巣由来の炎症性物質(炎症性サイトカイン)が血流に乗って全身を巡り、

糖尿病などを悪化させていくことも報告されました。 また、歯周病治療によって糖尿病が改善した報告

もいくつかあります。 歯周基本治療は患者さんの全身の健康にも役に立つことがはっきりしてきま

した。歯周組織を守る歯科衛生士は患者さんの全身の健康も守っているわけです。

 

*歯周ポケットの出血を止めて全身疾患を防ぐ

細菌の塊が傷口に押し付けられることによって、歯周組織の炎症は一段と激しくなります。 サイトカイ

ンの嵐と呼ばれる激しい免疫応答がますます活性化され、歯周組織で産生されたサイトカインは血流に

乗って全身に運ばれ、さまざまな臓器、組織で炎症を起こすようになります。さらに、バイオフィルム

細菌は潰瘍面の毛細血管を通じて全身に運ばれます。 細菌が血液中に侵入した状態を菌血症といい

ます。 歯周病菌による菌血症は、スケーリング、抜歯はもちろん、毎日のブラッシングや食事によって

も起こります。これが、歯周病によって引き起こされる全身疾患の原因です。 歯周基本治療によって

ポケット内潰瘍面を閉鎖することは、患者さんの全身の健康を守ることです。

 

感想

歯周病は様々な全身疾患と関係していることがわかりました。 歯周病がリスクファクターとなること

から患者さんの将来や今後のことを考えたうえで指導やTBIをしていく必要があると思いました。 また

歯周病で歯肉が炎症して出血しているときは、細菌の塊が歯周病を悪化させたり、細菌が毛細血管に

乗って全身に運ばれ菌血症となり全身疾患にもつながっていくので、歯磨きやスケーリングをして細菌

や毒素を出してあげることや患者さんにセルフケアの大切さを伝えることが大切だとわかりました。

歯科衛生士として患者さんの口腔内だけでなく全身の健康を守っていくために全腎疾患について知って

おく必要があるなと思いました。 今後TBIを行っていくときに今回学んだことを生かしていきたいと

思いました。

                         衛生士 岡崎

  2021/07/22   ふくだ歯科
タグ:歯周病

「早産と死産」について、勉強会で発表して

ある種の歯周病菌が口腔から血管網に入り、子宮に到達した後、早産や死産を起こした症例が報告

されています。若い女性にとって、歯周病は縁遠い存在かもしれませんが、歯肉炎は知らぬ間に女性の

歯肉を襲っています。最近流行のスイーツや菓子パン、清涼飲料水は、多量の砂糖を含んでいるため、

容易にプラークの付着と歯肉炎を誘発します。赤く腫れ、出血する歯肉を放置したままで妊娠すると、

歯肉炎の影に潜んでいる歯周病菌が、大切な赤ちゃんを襲うことになるかもしれません。

歯周病に関連する細菌は、歯周病の発症・重症化への影響度に応じて、ピラミッド状のグループ化が

行われています。 ピラミッドの最上部には、最も病原性の高い“レッドコンプレックス”が存在し、

3種類の細菌から構成されています。レッドコンプレックスの下方には、“オレンジコンプレックス”が

控えていますが、その構成細菌の1つが「フソバクテリウム・ヌクレアタム」です。 フソバクテリウ

ム・ヌクレアタムは、歯周病菌の中でも多数を占める、ごくありふれた口腔内細菌なのですが、悪条件

が重なると、恐ろしい事態を引き起こすことが明らかになっています。

2010年、35歳のアジア人女性が、39週と5日、あと数日で無事に初産を迎えようとしていた

明け方、赤ちゃんが突然動かなくなっていることに気づきます。急いで大学病院を受診したところ、

すでに胎児の心拍は停止していたのです。この母親は出産前から妊娠関連歯肉炎による歯肉からの出血

を認めており、死産の3日前に上気道炎に罹患し、37.8℃の発熱を来していました。 猛烈な臭いを

放つ羊水に続いて、悪臭が染みついた遺児が取り上げられ、解剖の結果、胎盤、臍帯(へその緒)、胎児

の肺と胃に、多量の細菌が認められ、死因はフソバクテリウム・ヌクレアタムによる劇症肺炎および

敗血症と結論づけられたのです。 胎児の大腸にフソバクテリウム・ヌクレアタムは存在しなかった

ため、死産直前の感染であったと考えられます。感染経路を同定するために、母親の膣、直腸、歯肉縁

上プラーク、歯肉縁下プラークから採取した細菌遺伝子を解析したところ、胎児で確認されたフソバク

テリウム・ヌクレアタムと遺伝子型が一致したのは、歯肉縁下プラークのみでした。 これらの解析結果

から、歯肉縁下のフソバクテリウム・ヌクレアタムが血行性に子宮内へ転位し、肺炎と敗血症により

胎児を絶命させたことが、世界で初めて明らかになったのです。

研究によれば、フソバクテリウム・ヌクレアタムは、死産だけでなく早産にも関わっている可能性が

明らかになっています。 2009年に発表された研究によれば、早産を起こした妊婦44名のうち

48%、すなわち早産を起こした妊婦の2人に1人の割合で羊水中に細菌が同定されたのです。 同定

された細菌のうち、最も高頻度(33.3%)に認められた細菌は、フソバクテリウム・ヌクレアタム

でした。 歯周病菌が早産・死産に関わっているという事実は衝撃的ですが、口腔と胎盤をつなぐさら

なる事実が存在します。 従来、細菌叢を解析するためには培養方法を用いるしかありませんでしたが、

歯周病菌や腸内細菌に代表される嫌気性菌は培養が難しく、その同定は困難を極めました。しかし、

近年急速に発展した遺伝子解析技術の進歩により、体内の細菌叢を遺伝子レベルで網羅的に解析する

ことが可能となったのです。 48人の胎盤中の16SリボソームRNA遺伝子を解析し、体内における

さまざまな細菌叢との比較検討を行いました。その結果、胎盤における細菌叢は口腔と最も高い相同性

を示したのです。この事実もまた歯周病菌が血行性に移転してる事実を示唆していると考えられます。

歯周病の妊婦さんが全員、死産や早産を起こすわけでは決してありません。しかし、たとえ稀では

あっても、歯肉から出血する状態を放置しておくと、口腔子宮感染症を起こすことがあるのです。

ならば、赤ちゃんを希望する女性が、今から備えることはただ1つ。受精してからでは遅すぎるので、

未来のお子さんが「マイナス2歳の時期」から、口腔ケアに取り組むのです。ただし、歯周病は唾液で

容易に感染しますから、自分の行動だけでは足りません。この機会に、パートナーやご両親も巻き込み

「家族総出のお口のケア」に努めてみてはいかがでしょうか?

 

〈感想・まとめ〉

妊婦・パートナー検診で来院された患者さん、来院中に妊娠された患者さんには院長から母子感染の

説明がありますが、その前の「マイナス2歳の時期」からの歯周病予防の重要性を知りました。

妊娠・出産についてはデリケートな問題ですので、患者さんと信頼関係を築き、負担のないようお話

できればなと思いました。

                          衛生士 池口

  2021/06/23   ふくだ歯科
タグ:妊娠

「新発見!歯周病が認知症を引き起こす!?」について、勉強会で発表して

認知症の約7割・・・アルツハイマー型。(残りの3割は、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、

                 前頭側頭葉型認知症)

脳内に溜まった異常なたんぱく質で脳が萎縮する。根本的な治療法は確立されていない。  

発症のカギ・・・アミロイドβ(異常なたんぱく質) この物質が脳内に溜まることで認知症が発症すると

       いう説が有力。  

今年6月、九州大などの研究チームが、アルツハイマー型認知症の原因物質・アミロイドβが歯周病菌に

よって脳に蓄積する仕組みを解明。

マウスのお腹の中に、歯周病菌を3週間投与し続けると、アミロイドβが10倍に増え、マウスの記憶力が

低下したという結果。  

主導者の武州准教授によると、今までの考え方では“アミロイドβは脳で作られている”というものだった

が、今回の研究で、脳の外で作られたものを、脳の中に輸入させる、送り込むということを新たに発見

した。  

歯周病菌が生み出したアミロイドβは、アルツハイマー型認知症の原因になる可能性がある。

アルツハイマー型は、長い潜伏期間(20~30年)を経て発現。80代では約60%の人がその兆候がある。

若い時から歯周病予防をしていれば、アルツハイマーになるリスクを下げられる。  

※歯周病で認知症(メカニズム)  

口の中で発生した歯周病菌が血液の流れにより全身に運ばれる。脳以外の細胞内で、歯周病菌が酵素・

カテプシンβを刺激し、増やす。増えた酵素がアミロイドβを作り出す。脳血管内では、同じように、

増えた酵素がアミロイドβの受容体(受け皿・アミロイドβを脳内に運ぶたんぱく質)も増やす。  

今後の研究では、アミロイドβを増やしてしまう酵素・カテプシンβの働きを阻害する飲み薬ができ

れば、アルツハイマー型認知症の治療や予防に繋がる可能性がある。

薬の開発には時間がかかる。

今すぐできる歯周病予防が大事。

歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性がある。  

 

感想

この新しい発見は、高齢化が進む今、とても興味深く、皆さんの関心もこれから高まっていくと思う。

早期に歯周病予防をしていると、20年、30年先の健康に繋がると感じた。会話の中でもお伝えして

いきたい。 

                             衛生士 岡本

  2021/04/04   ふくだ歯科
タグ:認知症

「乳酸菌L-137で小腸から健康づくり!」について、勉強会で発表して

《乳酸菌L-137の発見》

東南アジアの保存食“なれずし”から偶然見つかりました。免疫力を高める力を測ってみると驚くほど他の乳酸菌と比べて抜群に強いという結果がでました。

《他の乳酸菌との違い》

① 働く場所が違う

 ヨーグルト・食物繊維・・・大腸に働きかけて善玉菌を増やし、お腹の調子を整える(整腸)

 乳酸菌L-137・・・体中の免疫細胞の7割が集結している小腸に働きかけて免疫細胞を活性化し、健康

           の底力を高める(免疫力アップ)

② 働く強さが違う

     ・効率よく免疫細胞に取り込まれる

     ・高い能力を持ったまま小腸に届く

     ・摂取して4週目で免疫機能が上昇する

《免疫力を上げるとどんないいこと?》

   ・風邪やインフルエンザの予防

   ・アレルギーの予防

     免疫バランスが崩れていると、花粉やハウスダストなどに過剰に反応してしまいます。その

           結果、アレルギー症状を発症してしまいます。アレルギーを起こす食品をマウスに食べさせ、

           そこに乳酸菌L-137を投入すると、アレルギーを起こすIgEという抗体の産生を有意に抑制する

           ことが分かった。

    ・お肌がきれいになる

      肌の潤いのもとであるヒアルロン酸の生産を促進する。

    ・がんの予防 ・歯周病の予防

   乳酸菌L-137の日常的な摂取により歯周サポート治療を受けている歯周病患者の歯周ポケットが

           改善したという結果がでた。 飲んでいる方と飲んでいない方とでは歯肉の色や出血の量が違い、

           飲んでいる患者さん自身からも「花粉の季節も楽に過ごせるようになった」「風邪をひきにくく

           なった」との感想がある。

乳酸菌L-137のパワフルさは実験によって証明済み!

    免疫細胞を活性する機能が、カゼイ菌やビフィズス菌などの約3倍!

    乳酸菌は「健康にいい」とひとくくりにされがちです。また最近ではヨーグルトだけでなく様々な

    食品に添加されています。だからこそ、どこに働きかけてどんな効果が得られるのかを知り、一人

    一人が目的にあったものを取り入れることが重要です。特にウイルスの脅威にさらされている現代

    免疫力アップを目指すならL-137はぴったりの乳酸菌といえるでしょう。

《感想》

コロナウイルスは、隣にいても移らない人がいるのに、離れていても移ってしまう人がいます。免疫力

の強さはこれほど個人差があるということを知りました。手洗いうがいの徹底はもちろんですが、乳酸

菌L-137を摂り免疫力を高めることは、コロナウイルスやほかの病気の予防にもつながっているという

ことを知りました。免疫力は20代をピークに下がていくので、自分を守るためにも取り入れていきたい

と思いました。

                                  衛生士 藤元

  2021/02/14   ふくだ歯科

「歯周炎が治るとき、歯周組織にはなにが起きている?」について、勉強会で発表して

 1. 健康な歯周組織の特徴をおさらい

治癒像を理解するためには、病態像の理解が必要です。病態像を理解するためには、まず正常像(病気に

なる前の状態像)を理解することが必要です。

※歯周組織の正常像のポイント

2. 再植後の歯周組織が教えてくれる歯(歯根膜)と歯槽骨の関係

1」が外傷で脱落し、遅延型再植を受け、3年8ヶ月後には、再植された歯の歯根はほぼ吸収されてしまいました。

この時、上顎前歯部をCBCT(コーンビームCT)で診断した像を見ると、健全なL1とアンキローシスに

より歯根吸収を受けた1」の矢状面を比べると明らかなように、右上では唇側の歯槽骨のみが吸収され

ることがわかります。また、吸収は歯髄腔のあたりまであることがわかります。逆に口蓋側では、歯根

が吸収されても骨量は減少することがないことがわかります。  

※「歯根膜が死んでしまった歯」の反応が示すヒント

歯周炎は細菌感染による炎症反応で、歯根膜と歯槽骨が失われる疾患であることはよく知っていると

思います。歯根膜と歯槽骨がなくなる歯科疾患はほかにもあり、感染とは関係ないものもあります。

それが「歯の脱離後の遅延型再植」です。すなわち、外傷などで歯が脱離してしまい、脱離した歯の

歯根膜が乾燥して壊死してしまった状態で時間が経ってから元の位置に再植した場合です。脱離により

抜け落ちた歯はすぐに戻せば問題なく助かります。しかし、口腔外に乾燥状態で長時間置かれると、

歯根膜が死んでしまい、再植後にアンキローシス(置換性吸収)という歯根吸収が起きます。この時、歯

と一緒に歯槽骨も吸収されます。一見歯周病と関係ないこのアンキローシスによる歯根吸収と骨吸収

から、歯周病の進行にともなう病態像と歯周治療後の治癒像を導き出すことができます。

3. 創傷の治癒(推論)

① 上顎中切歯(おそらく上顎前歯部)では、歯根膜を喪失すると(歯を抜くと)唇側の歯槽骨が喪失する

② 喪失は、おおむね歯髄腔のあたりまで進行する

③ 歯槽骨には、「歯に依存する骨量(tooth dependent bone volume:TDBV)」と「歯に依存しない骨量

 (tooth independent bone volume:TIBV)」がある

   ↓

4. 歯周炎の病態像 上記の推論を歯周炎による病態像の進行にあてはめると以下のようになります。

① 歯周炎では細菌感染により炎症が生じ、歯根膜が喪失する

② 上顎前歯の歯槽骨は、唇側はTDBV(歯依存骨)、口蓋側はTIBV(歯非依存骨)とTDBVで覆われている

③ したがって歯根膜がなくなれば、すべての骨量が歯に依存している(TDBV)唇側では同時に骨もなく

 なることを意味し、水平性吸収が生じる

④ 口蓋側でも同様に固有歯槽骨(TDBV)はなくなるが、TIBVは残ることになる。とはいえ、炎症波及に

 よりある程度はTIBVの骨吸収も進行するので、口蓋側では垂直の骨吸収が生じる  

5. 歯周炎を起こしても骨縁上組織付着は存在している

 骨縁上組織付着は、炎症が進行しても失われることはなく、根尖側へ平行移動していくと考えられ

 ます。すなわち、骨欠損底から約数mmの根面には歯石はついていないことを意味します。麻酔下で

 SRPを行うと、ポケット底付近の結合組織性付着を破壊するかもしれないので、注意が必要です。

 

〈まとめ〉

歯周炎の治療には歯根膜の存在が重要であることが分かりました。無麻酔下で歯根膜に触れれば痛みが

あるので除去してしまうことは無いと思いますが、そのことを頭に入れて処置をしていきたいと思い

ます。 また、外傷で歯が抜けたり折れたりした患者さんから連絡があった場合に適切な対応をお伝え

できるようにしておきたいと思いました。

                            衛生士 星島

  2021/01/11   ふくだ歯科
タグ:歯周病

加熱式タバコについて、勉強会で発表して

◎加熱式タバコには紙巻きタバコと同じタバコ葉が使用されている  

紙巻きタバコとの大きな違いは、煙ではなく「水蒸気(エアロゾル)」を吸うことです。タバコ葉に

含ませたグリセリン類によって蒸気を発生させて煙の代替とします。紙巻きタバコ同様、タバコ葉が

用いられますが、直接タバコ葉に火をつけるのではなく熱を加えてニコチンを発生させて吸引します。

燃焼させないため、タールの発生を抑えることができますが、タバコ葉を使用するため、ニコチンを

含む有害物質は発生します。  

一方、電子タバコは、タバコ葉ではなくニコチン等の入ったリキッド(溶液)を加熱してミスト化

(気化)させ、その蒸気を吸引するものです。  

日本では、ニコチンを含むリキッドは医薬品であり医薬品医療機器等法により販売をするためには許可

が必要となります。今現在許可されたリキッドは存在しないため日本国内で販売している電子タバコに

ニコチンは含まれていません。

 

◎加熱式タバコにも依存性を高めるニコチンが含まれている  

どの加熱式タバコにもニコチン依存症の本態であるニコチンが混入されています。加熱式タバコと

紙巻きタバコによるニコチン血中濃度の推移を示した報告によると、どちらもほぼ同じで変わりがない

ことがわかります。 紙巻きタバコから加熱式タバコへ切り替えたとしても、ニコチン依存症からの離脱

は阻害されます。むしろ、せっかく禁煙を志した時に加熱式タバコに切り替えることで、タバコによる

健康障害をなくす機会を逃してしまう可能性をもち、加熱式タバコによる新たなニコチン依存症を作り

出すことになると考えられます。

 

◎「有害性成分の量」=「有害性の程度」ではない  

加熱式タバコのパンフレットでは、有害成分の量に関して紙巻きタバコと比べ「約90%低減」と

謳われています。 しかしこれは、健康に及ぼす悪影響が小さくなる(リスクが減る)ことを意味する

ものではないことが各製品のパンフレットにも記載されています。 紙巻タバコの有害性はかなり強く、

環境汚染物質の基準と比べても数十倍〜100倍以上です。各メーカーが主張するように、加熱式

タバコの有害物質が1/10になっているとしても、環境基準を安全にクリアできるレベルにさえなって

いないのです。

 

◎口腔内や体への影響は紙巻きタバコと同程度と考えられる  

加熱式タバコが広く普及するようになってからまだ日が浅いこともあり、加熱式タバコに起因する健康

障害に関する長期のデータや口腔疾患、口腔ガンや歯周病に関するデータは揃っていません。  

虚血性心疾患のリスクは、紙巻きタバコの吸う本数が少なくても、受動喫煙であっても急激に上がり

喫煙に容量的なリスク低減効果のないことがわかっています。すなわち、たとえ有害物質が少なく

なっていても健康へのリスクが下がるわけではないのです。

 

◎肉眼で見えない煙が出ており、受動喫煙は起こる  

加熱式タバコを吸っているところを2次元レーザーで可視化すると、白いエアロゾル(液体の微小な

粒子とガスの混合物)が発生し3m先まで広がっている様子が鮮明になります。 

高温加熱式タバコ(アイコス、パルズ、グロー)では、特有の臭いが周囲に拡散しているのが明らか

です。 低温加熱式タバコ(プルームテック)では、アルコール系有機溶剤のエアロゾルが主成分である

ため、臭いが軽くなっています。

加熱式タバコユーザーは、ニコチンを含む有害物質などを吸引しますが、それらすべてを体内で吸引

せず呼気に含み、吐き出しています。その呼出煙を周囲が吸い込むことで、受動喫煙が起こる仕組みは

紙巻きタバコと全く変わりありません。

 

感想  

最近流行している加熱式タバコも従来の紙巻きタバコと同等の有害性があることがわかりました。自分

の周りにも加熱式タバコを吸っている人がいるので加熱式タバコにも依存性があることなど少しずつ

伝えていきたいと思います。また、患者さんなどから加熱式タバコについて質問があった時に正しく

答えられるように覚えておきたいです。

                               衛生士 松本

  2020/12/16   ふくだ歯科