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スタッフレポート

忙しさに寄り添う

「患者さんの忙しさに寄り添う」について、勉強会で発表して

“忙しい”時期を乗り切る3つの心構え

① 患者さんの今の状況を受け止める

  まずは、「この患者さんの今の状況はどうか?」という気持ちを持ちながら情報集していくことが

 大切。“働き盛り”の患者さんの食習慣を聞くと、「コンビニの菓子パンと缶コーヒーで済ませる」

 「残業で遅くなるので会社で配られるチョコレートで小腹を満たす」などの答え。こうした食生活を

 理想的でないと批判するのは簡単ですが、そのような食生活にならざるを得ない生活背景を含めて

 理解しなければ、セルフケアや食習慣改善の提案はもちろん、信頼関係の構築は難しい。

② 「言い訳は余裕のなさの表れ」と受け入れる

 子育てや仕事が負担となり、メインテナンスの間隔が長くなり、なかなかセルフケアが安定しない

 時期がある方もいる。「忙しくてザッとしか磨けない」「歯間ブラシやフロスは面倒」と言われて

 も、「言い訳が必要なくらい時間も気持ちも制約があるという時期が、働き盛りなのだ」と思い、

 そのぐらいの心持ちのほうがお互いに楽だと考える。

③ 何より大切なのは「前向きになってもらう」こと

 さらなる改善のためにこちらが良いと考える食習慣やセルフケアを提案しても、患者さんの気持ちに

 ゆとりがなく、「絶対無理」と思われてしまっては、その後の行動にはつながらない。口腔衛生指導

 やSRPは歯科衛生士ができるサポートのごく一部。それ以上に大切なのは、良くなったことに目を

 むけて患者さんの気持ちが前向きになるようにすること。

 

<ケースでみる“忙しさ”を乗り切るサポーティブなメインテナンス>

働き盛り・子育てを経て今は介護中、30年間メインテナンス継続中(女性)

職業:初診時は会社員、現在はパート

主訴:上顎臼歯部冷たいものでしみる

   年齢とともに歯が大切なことがわかってきたので治療が必要なところは治したい

① 初診時〜働き盛り

・職場が近かったため、メインテナンスの間隔を3ヶ月とし勤務日に来院していただいていたが、仕事

 の多忙さ、会社の移転で勤務日の来院が困難になったこと、口腔内の状態が安定していることを

 ふまえて6ヶ月間隔に変更

・アポイントの日は会社を休んできていただくようになった。忙しい中通院していただくので、

 プロフェッショナルケアで「気持ちいい」と感じていただけるように心がけた

② 結婚・妊娠・出産・育児

・育児で忙しく、歯磨きの時間が短くなってしまうということで、リスクの高い部位から始めるよう

 勧めたり、歯磨きを実践しやすい時間帯(子供が寝た後など)を一緒に検討

・自分の口腔内の状態はもちろん、生活背景を含めてこちらが理解しているという安心感を与えるよう

 に心がけた

・夫婦ともに甘い物好きで、子育てで忙しくしているとますます食べてしまうということで、

 ステファンカーブについて説明したり、う蝕のリスクが高い部分について伝えた。

                      咬合面、う蝕治療部位、修復物周囲、

                      歯間部、露出した根面

③ 再び働き盛り、介護もスタート

・親の介護が始まり、そういう時ほどメインテナンスが重要であることをお伝えし、介護を通じて、

 口腔の重要性を再認識してもらえた

出産後子供が3歳の時に一緒に来院し、親子のメインテナンスに繋がった

 

感想

歯科衛生士は患者さんに寄り添い、患者さんをサポートしていかなければいけません。患者さん一人

一人の生活習慣、生活背景を知り、その時の状況に合わせて対応ができるように努力していきたい

です。

                         衛生士 松本

  2019/06/23   ふくだ歯科