○再評価では、治療計画を立てるチカラが必要
患者さんに歯周治療の術前術後の説明
伝える内容を吟味
↓
一緒にその成果をわかちあう
その後のメインテナンスの定着に大きな意味を持つ
患者さんへの説明…「改善された部位」と「改善されなかった部位」の抽出
①プラークコントロールの定着
②プロービング深さの変化
③プロービング時の出血の有無
↓
達成されているかどうか
患者さんの意識の改革
改善されない部位…なぜ改善しなかったのか、初診時と再評価時の資料とをつき合わせながら
よく観察し(観察力)、患者さんの性格などもあわせて洞察していく(洞察力)。
そして、治療計画を再確認し、治療が必要な部位に対する治療方法を歯科医師と選択していく
(判断力・決断力)。
○患者さんが次の目標に向き合えるような説明をしよう!
患者さんへの結果説明では、これまで頑張ってきた努力と協力に対する称賛の気持ちを言葉にして表す。
このときに、術前術後で口腔内の変化を感じ取れたかどうかを患者さんに聞いていく。そのうえで
改善された点、されなかった点を話していく。そうする事で改善されなかった場合は問題点がはっきりし、
新たな治療の目標に向き合うことができる。
マニュアルに頼る事なく、患者さんの口腔内をよく観察して、歯科衛生士として判断し、実行していく力が
必要となる(実行力)。
歯周治療は、スタートしてから再評価の説明まで長い道のりを要する。その中で患者さんにしっかり自分の
口腔内を把握してもらい、どのように行動したら良いのかを考え、実行していける力をつけてもらう。
それには、術者である私たちが常に自分は医療人であるという事を自覚し、歯科衛生士として患者さんの
ためにできる最大限の努力をしていく事が必要。
【感想】
歯周治療の場面では、観察力・洞察力・判断力・決断力・実行力の5つのチカラが求められます。
患者さんごとに処置する内容は違ってきますが、どんな場合でも、この5つのチカラで対策し、
治療に臨んでいきたいです。
再評価の説明では、皆さん上手にポジティブにお話されています。
この資料には、患者さんに説明する際には、「なるべくネガティブな言葉は用いず、ポジティブな話を
提供する」とあげられていたので、皆さんの説明を見習って、チカラをつけていけたらと思います。
衛生士 千田