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スタッフレポート

「気になっていた疑問を解決!」について、勉強会で発表して

Q.フロスがうまく使えない患者さんで、歯間ブラシも入らない方はどうしたらよいでしょうか?

A.歯間到達性の高い歯ブラシで対応するのも一つの方法です。

  まずは、患者さんがフロスなどの歯間清掃用具を上手に使えない原因をしっかりと追究することが

  重要です。原因は患者さんによってさまざまですが、歯間部への挿入方法を工夫したり、フロスの

  柄のタイプを変えることで、使えるようになる患者さんもいます。 一方で、これらの工夫を行って

  もフロスや歯間ブラシの使用が困難な場合には、フロスや歯間ブラシにこだわらずに、歯間到達性

  の高い歯ブラシで対応することも一つの方法です。ヘッドの幅が狭く、毛の細い歯ブラシの方が、

  歯間部への到達性が高くなります。また、タフト(毛束)も細い方がより歯間部への到達性が高く

  なります。歯ブラシの毛先を、歯冠方向に45~60度程度の角度で歯面に当てるようにして、

  チャーターズ法に近い磨き方にすることで、歯間部に歯ブラシの毛先が届きやすくなります。

  このように、いろいろと支援の形を考えてみて、その中から個々の患者さんにもっとも適した

  ソリューションを選択し対応していくことが大切です。

 

 Q.歯磨剤を使いたがらない方へ、根面う蝕の予防や進行抑制のためにどうアプローチすればよい

  ですか?

A. 無理強いはせず、効果のある洗口液での洗口やプロケアなどできることで対応しましょう。

  大切なことは、患者さんとよく話し合って、なぜ歯磨剤を使う習慣がないのか、あるいは使いたく

  ないのか、その理由を知ることだと思います。味が嫌い、臭いが嫌い、泡が出て長く磨けない、

  アレルギーがある、過去に「使わない方がいい」と指導されたことがあるなどが考えられます。

  フッ化物配合歯磨剤は、根面う蝕の予防と進行抑制に必須というわけではありません。根面う蝕

  の“進行抑制”に効果があるというエビデンスがあるものとしては、フッ化ナトリウム配合洗口剤に

  よる洗口があり、販売されています。ですから、リスクに応じて洗口液を勧めてみる、プロフェッ

  ショナルケア(フッ化物局所塗布も含む)の間隔を調整する、飲食指導や患者教育に努めるなど、

  できることで対応しましょう。

 

Q.ショルダーバッグの持ち方は、本当に口腔内にも悪影響を及ぼすのでしょうか?

A.顔や口腔周囲の筋肉の緊張が起こり、歯列や歯を動かす力になります。 顔と体はひとつの体の中

  で、みんな繋がっています。人は縦に立っているので体のバランスが崩しやすく、体のバランスが

  崩れると、その歪みを補うために、顔や口腔周囲の筋肉にも緊張が起こります。その筋肉の緊張

  が、歯列や歯を動かす力になるのです。 例えば、体が左に傾いたり、左を向くと、下顎が左にずれ

  て、左側臼歯部同士が強く当たります。そうすると、右側臼歯部が離開します。いつも同じ方向に

  ショルダーバッグをかけ、肩のラインが大きく歪むと、体の偏位が下顎の偏位を起こし、顔貌の

  歪みまで起こすことは、確かだと考えます。 逆もまた同じです。咬合平面が左上がりになると、

  肩のラインが右上がりになり、腰は左上がりになります。それにつれて背骨もねじれます。下顎は

  中顔面にぶら下がっており、体のバランサーの役割をしているため、ある程度体のバランスを保つ

  ことは口腔にとって非常に大事です。

 

〈感想・まとめ〉

どのケースの患者さんに対しても、まずは患者さんの話を聞くことが大切だと思いました。その中で、

最も理想的な方法でなくても、患者さんに「できそうかも」と思っていただける最適な方法を提案

できるよう努力したいです。

                                  衛生士 関口

  2019/05/26   ふくだ歯科