「歯科審美におけるチーム医療を考える」
「ホワイトニングコーディネーターとしてやりがいを感じるために」―DH百瀬恵美
患者さんにより分かりやすいホワイトニング
オフィス…短時間。後戻りが早い。
ホーム…じっくり。後戻りが遅い。
オフィス…ステーキのレアの状態。急激に日焼けした状態。
ホーム…携帯用カイロや湯たんぽなどで低温火傷を起こした状態。
トラブル回避…同意書にサインをしてもらう
・料金の明確な提示
・知覚過敏の説明
・色調の予測が難しいこと …色の改善には限界があることを説明し、理解してもらう
使用感 オフィス…案外快適だがチェアタイムが長い。最初は色の変化が分かりにくい。
ホーム…味がまずい。下顎の前歯がしみる。(知覚過敏は上顎よりも下顎に出やすい)
まとめ
1.知識を得、患者さんに自信を持って勧める
2.歯にコンプレックスを持っている人へ情報を聞き出す
3.クリニックが潤う
「“プロフェッショナルを目指そう!”ホワイトニングアドバンストセミナー」―DH田嶋美樹
患者満足のファクター
カウンセリング
患者の希望を正しく汲み取る
術前・術中・術後のカウンセリング(モチベーションが高め→メンテへ)
気持ちの変化に敏感に気付く
審査・診断
歯科医師によって審査・診断
予後の推測、目標の設定
材料・施術
患者に合わせた方法の提案
丁寧な施術
効果
術前・術後の資料比較
コメント
まとめ:みなさんのオフィスでは?
スタッフが皆白いキレイな歯
患者さんとゆっくりコミュニケーションをとれる環境
待合室、診療室、お手洗いの掲示物
ホームページでの掲載
予防、メインテナンスシステムの確立
積極的に勧める
「ホワイトニングコーディネーターアドバンストセミナー・ディスカッション」
題目:「歯を白くしたい。他の歯医者でホワイトニングをしたが白くならない。 もっと白くしたい。」と言われる患者への対応は?
T:「測色計で測り、『ホワイトニングが終わった人と同じ位白いわよ』と伝える。あとはメインテナンスで維持していく。」
M:「測色計。シェードガイド。薬剤の種類を聞いて、他の種類に変える等の対応をする。」
題目:「ホームが続かない患者さんで、何故かというと『面倒くさい、知覚過敏が嫌』という人がいる。その人たちは、歯科医院でトレーを作って液を購入し、その後はネットで購入してしまっている為と考えられる。対応は?
M:「定期的なメインテナンスを行い、患者さんのお話をよく聞く。味が馴染めないと言う患者さんにはオフィスをお勧めする。」
T:「ネットで購入したという商品を見せて頂く。ピリピリするよね…等とデメリットや特徴を確認する。患者さんに合わせて、『あなたの場合は1か月に1本購入しましょう』などと細かく指示を出す。」
座長:「ネットでは35%のオフィスホワイトニングキットなども売られている為、危険性をしっかりと説明するようにして下さい。」
質問:「説明したにもかかわらず、動かれて火傷してしまった場合、何か出来ることは?」
座長:「しっかりと水洗する。あるいは私の場合、ビタミンEのカプセルを割り、中の液体を塗るようにしています。」
質問:「ホームとオフィスを併用してまだらな感じが残ってしまった場合の対応は?」
座長:「もう少し低濃度(10%)なものを長く使用してもらうことでまだらな感じを減らせると思う。」
【感想・考察】
9月21日に参加させて頂いたホワイトニングアドバンストセミナーの前半部分をまとめ、レポートしてみました。内容としては、知っている部分や医院として既に行っている部分もあり、改めて復習することが出来たり、苦手分野としている説明などに関しては参考に出来そうな話も多く、勉強になりました。積極的に勧めることが強調されていましたが、私としては患者さんに寄り添いながら、コンプレックスとなるものを巧みに見抜き、無くしていけるように尽力できたらいいなと思いました。
衛生士 河本