歯周疾患は細菌による感染症であり、口腔内のメインテナンスには、細菌を取り除くためのプラーク
コントロールに加えて、体本来の力=免疫力を高めておくことが重要である。
しかし、免疫力は加齢、ストレス、栄養バランスの崩れなどにより低下してしまう。
免疫力を高めるには、バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動、ストレスをためない、喫煙
を控える、体を温める、笑う、サプリメントを利用するなどの方法がある。
1. ラクデントとは 薬局やドラッグストアなどでは販売されていない、HK L-137配合の歯科専用サプリ
メントで、免疫力を高める働きがある。
2. HK L-137とは
HK L-137はラクトバチルス・プランタム L-137という乳酸菌を加熱処理したもので、免疫力を高める
力に特化した乳酸菌。東南アジアで食べられている発酵食品から発見された、食品由来の安全な乳酸
菌である。
3. 加熱処理した菌としてない菌の違い
1) 免疫力を高める力が高い 免疫細胞は特に、腸に多く存在している。口から入ったHK L-137は小腸
に届き、小腸の免疫組織に取り込まれ免疫細胞を刺激することで免疫を高める。HK L-137は消化
液の影響を受けにくいため、免疫力を高める力を保ったまま小腸に届き十分な力を発揮すること
ができる。
2) 加熱で高い能力を保つ
HK L-137のHKは「加熱死菌化した(heat killed)」という意味である。生きたままの乳酸菌は加工や
保存、消化液の影響などで一定の能力を保つことはできず、初めは能力が高くても時間が経つと
下がってしまう。しかし、HK L-137は加熱処理をすることで力が固定され、長期の保存や熱、
消化液にも影響されず強い力を保つことができる。
4. ラクデントの効果
1) 歯周病
歯周病は、炎症が治まらないことが病状を悪化させる一因である。口腔内を清潔に保ち細菌の
繁殖を防ぐと同時に、体内に侵入してきた細菌を除去すれば、持続感染が終わり炎症も治る。
外側からのプラークコントロールと、内側からの免疫力で歯周病を軽減させることができる。
2) 抜歯やインプラントの施術前後
歯周病、抜歯、インプラントなどの外科処置では、傷口の回復を早めるために術前から免疫力を
高めておく必要がある。免疫力が低下していると、口腔内の細菌が血液中に入り込み全身に
巡り、新たな感染やトラブルを引き起こす原因にもなり得る。 また、免疫バランスを整え、術後
の傷口を感染症から守り回復を早めることは、口腔内だけでなく全身の健康にも好影響を及ぼし
てくれる。
3) その他
・インフルエンザなどの感染症への抵抗力向上
・風邪の発症や症状の軽減
・アレルギー緩和
・肌の保湿力向上
・体調の改善
5. 飲み方
1日1カプセルを毎日続ける。 いつ、どのように飲んでも良いため、利用しやすい方法、タイミング
で続けていただくよう伝えると良い。